タイトル | ニュータイプの時代 |
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著者 | 山口 周 |
「オールドタイプ」として価値を今後失っていく人材と「ニュータイプ」として今後大きな価値を生み出し、評価される人材について「人材」「問題解決と課題設定」「競争戦略」「論理+直感のミックス」「ワークスタイル」等の切り口で解説しているので今後仕事をしていく上で必要かと思って選びました。 |
コロナ禍によって今まで普通だったことが、通用しなくなっていることをここ数か月を通じて実感している。本書では「問題解決」において今までは問題を解決できる人が評価されてきたが、今後はそのような人は「オールドタイプ」として価値が失われていくと記されている。更に従来は「問題の発見」と「問題の解消」を組み合わせることによって富を生み出してきたが、現在は「問題が希少」となって「解決能力が過剰」となっていることを警告している。
私自身コロナ禍になってどうすれば目の前にある問題を解決すれば良いのかということを中心に捉えていたので、「問題の発見」という視点は受け身で捉えていた。この点だけを切り取っても私にとっては考えた方を見直すきっかけとなった。
更に今後は「問題を見出し、他者に提起する人」こそがニュータイプとして評価されるという記述を読んで、コロナ禍だからこそ今まで何気なく取り組んでいたこと等が問題となっているんのではという視点を気づかせる1冊となった。
