タイトル | Heart Beat |
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著者 | 佐野元春 |
アーティスト佐野元春が1981年に出したアルバム「Heart Beat」の歌詞カード…本ではないが小冊子なので“小さな本”としよう。そうしよう。 このアルバムに収録されている自身のセカンドシングル『ガラスのジェネレーション』の歌詞---つまらない大人になりたくない---このコトバは私の人生のモットーです。 |
1981年に発表された佐野元春「ガラスのジェネレーション」のワンフレーズ
– – – つまらない大人になりたくない – – –
という歌詞に私が最初に触れたのは発売から9年経ったまもなく成人という大人の称号をもらえる19歳の頃。
20歳になり、成人という大人の称号をもらったけど、ちっとも変っていない自分がいた。
これから自分はどんな大人になるのだろう、キチンとした大人になれるんだろうか、、、そんな時に再びあのコトバに触れた。
ビビッと来た。
– – – つまらない大人になりたくない – – -ってどういうこと?
つまらないの対義語は「つまる」ではなく、「楽しい」とか「面白い」とか。
でもここでは「”つまる”大人」と言うことにしよう。
大人になりたくないのではない。
楽しく面白くつまる大人になってやる。
今は無理でも30年後の50歳になった時「つまる大人」になってやろうってあの頃思ってた。
つまる大人になるために動き回って色々なモノをみたり、経験したりしてやるって。
あれから30年・・・2020年、世界中の誰もが微塵の考えもしないこの世界になった。
店はやっていない、娯楽も奪われた、何気ない日常が無くなった、動き回れなくなった。
家と職場を往復する日々、土日のほとんど家にいる日々。
音楽配信アプリから若くて何気ない日常を過ごしていた時、あの頃聞いていたビビッと来た曲が流れてきた。
もし30年前の自分に出会う場面があったならば、、、
「案外つまる大人になっているよ」
「大丈夫だよ」
って言ってもいいかなって思ってる。
人生100年、でも動けるのはあと30年くらいかな。
その30年先まで「つまる大人になる」のモットーを継続できますように。
めっちゃ楽しく面白い味わい深いつまる80歳のおじいちゃんになってやる。
