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ドキがムネムネ

欧米

欧米文化学科

タイトル 深夜特急1 香港・マカオ
著者 沢木耕太郎
筆者自身の体験をもとに記されたバックパッカーの物語。 インドのデリーからイギリスのロンドンまで、乗り合いバスで行く。ある日そう思い立った26歳の私(筆者)は仕事をすべて投げ出して旅に出た。途中立ち寄った香港では、街の熱気に酔い痴れて、思わぬ長居をしてしまう。マカオでは「大小」というサイコロ賭博に魅せられ、あわや……。一年以上にわたるユーラシア放浪記が今始まった。いざ、遠路二万キロ彼方のロンドンへ!

ドキドキわくわく。コロナ禍で体験できない前途多難な物語が憂鬱な気分を晴らしてくれます。

新型コロナウイルス感染症の影響で外出自粛や都や県を跨いでの移動を自粛せざるを得ない状況が長く続きました。現在国内旅行は少しづつ活性化しているように見えるものの、海外旅行についてはまだ目途が立っていません。
私は旅行が好きで以前は定期的に海外旅行へ行っていることもあり数ある本の中からこの本を選びました。この本の内容としては旅行という悠長な部分はほぼありませんが急に仕事を辞め、限られた貯金をもって海外に飛び出し入念に考え込まれたわけでもない計画にこの本を読みながらわくわくしました。各国現地の交通・食事・人・気候などいわゆる文化が詳細に記されています。

今、経験できない数々の物語が胸を躍らせページをめくる手がだんだんと早くなる…。私にとってはそんな本でした。

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