どうせ勉強するならば、面白おかしくぶっとんで。

心理福祉学科たるもの、日ごろから障害に関しても学習しておく必要があります。しかしながら一人部屋の中で教科書を読んでいると誘惑はいたるところにあります。気づくと手にはおさぼり三種の神器であるスマホ漫画ゲーム機が。どうせ勉強するなら誘惑に負けないくらい飽きずに楽しくやった方が良いですよね。ならいっそのこと漫画で学びましょう。ということでこの本の出番です。とは言えそんな私も貰いものの本であったため、最初はさほど期待せず、暇つぶし程度に読んでいました。しかし、開いて数ページで顔面に右ストレートをくらわされたような感覚、気づけば時間を気にせず最後まで読んでしましました。主人公兼作者は自身の失敗を包み隠さず愉快に紹介しており、中には(と言うよりほとんど)「どうしてこうなった」と突っ込みたくなるようなとんでもないやらかしもあります。思わずクスッとなるストーリーに加え、奇妙な絵のタッチも相まって、コロナ禍で生活がマンネリ化してしまい、つまらないと気持ちが落ち込んでいた私にとって、その気持ちを吹き飛ばしてくれるほど元気をもらえる内容でした。また、漫画の途中には発達障害についての解説もあるため、破天荒なギャグ漫画を読みながらしっかり発達障害について学習することが出来るため、一石二鳥です。心理福祉学科の方はもちろん、発達障害について知りたい方、ひねくれたギャグ漫画がお好きな方は是非読んでみてください。