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まずは、今ある「今日」を。

ぷらむ

2019年 心理福祉学科入学

タイトル たとえ明日、世界が滅びても今日、僕はリンゴの木を植える
著者 瀧森古都
イベント会社のパフォーマーとして働く“修二”と、同じイベント会社に登録しながら移動カレー店を営んでいるドイツ人“オム”。 とあるイベントでこの2人が出逢ったのは、“ユウレイ”と名乗る迷子の少女。 少女の母親を探す為行動を共にし始める3人。その中で出逢う様々な登場人物。 やがてその出逢いは、いくつもの真実と、1つの家族の物語を紡ぎ始めます。 沢山泣けて、沢山心が暖まって、少しだけ「今日」を生きることに前向きになれるお話。

今回のバトンが回ってきて、一番最初に思い出したのがこの本でした。凄く凄く心が暖かくなって、けれど、凄く凄く泣けて。そんな記憶が頭の中にあったからです。
とは言っても、読んだのはだいぶ前。内容もほとんど覚えていません。
もう長いことちゃんと本なんて読んでいないなぁ、なんて思いながら、久しぶりに本棚から取り出し、ページを捲りました。

読み終えてみると、やっぱり、暖かくて、泣けて。
人と人の繋がりって、きっと時には凄く自分を苦しめるものにもなって。それでもその繋がりが、時を超えて、いつかの未来で、自分にとって欠かすことのできない、凄く大切な繋がりへと結びつけてくれるのかもしれないな、なんてことを思いました。
それから、色々な事を考えてしまう世の中ではあるけれど、まずは、今ある「今日」を大切にしよう、なんてことも。

読んで損することは絶対にない作品です。もし気になって下さった方がいれば、是非一度ページを捲ってみて下さい!

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